
ビー・スタイル設立前、私は別の企業で人材派遣の営業をしていました。その頃から「主婦のパートタイム派遣を専門に行うサービスがあれば良いのに」と考えていました。なぜなら私の妻を始め、様々な理由で仕事を断念した優秀な既婚女性の姿を間近で見てきたからです。
実際に、妻は仕事と子育てが両立できず仕事を辞めました。せっかく積んできたキャリアでしたので、仕事を辞めることを大変残念がっていました。なによりその会社にとって貴重な人材の損失であったろうと思います。もちろん妻だけではなく、スキルを持つ女性が、結婚や出産という理由で、多くの優秀な人材が企業に活かされないまま辞めていく現実があります。
でも、この課題を解決するサービスがあれば、主婦の社会進出をサポートできます。それに伴い、企業の労働生産性を上げるというニーズも生まれてくるかもしれません。もっと言えば、新しい人材マーケットを創出することで、社会貢献にもつながる、と考えていました。
そんな折、当時の上司である増村(現、副社長)から「新しい人材派遣会社を作るのでお前も来い」と誘われました。夢が実現するチャンスだと思い、すぐに創業メンバーに加わる決意をしました。集まった創業メンバー4人で意見を交換する中で、「主婦のパートタイム派遣」事業に挑戦してみようと決定し「ビー・スタイル」は産声を上げたのです。
営業として、がむしゃらに仕事をした記憶があります。以前にいた会社に比べ、知名度が低いということもあり、当初は苦戦を強いられました。しかし、主婦専門の派遣というこれまでにないサービスに興味を示すお客様も少なくなく、その意義やメリットを熱心に説明していくことで徐々に仕事をもらえるようになってきました。
当時は、企業側にも人件費削減という大きなテーマがあり、時代の追い風にのったことも功を奏し、創業2年目で黒字を達成しました。この瞬間、「このサービスは将来必ず大きく成長する。絶対に間違いない!」、そう確信したのです。
その後、大手のクライアントが大部分、大阪に業務を移管することが決まり、ビー・スタイルも大阪に支社を出すこととなりました。初代支社長として私が任命されました。私は大阪出身でしたので、故郷に錦を飾る想いでした。メンバー2名を引き連れ「ようし!やってやるぞ!」と意気込んで大阪入りしました。
ところがです。その直後にリーマンショックが起きました。あてにしていた大手のクライアントからは、派遣打ち切りを言い渡されました。初年度から黒字を見越していた計画が一気に狂いました。この時はさすがに落ち込みました。
なんの地盤もない大阪にこのまま残るか?それとも撤退するか?ずいぶん悩みました。メンバーとも毎晩口論していました。しかし、「東京で認められたサービスがここ大阪で売れないわけがない。やれるだけのことはやってみよう」と決心したのです。
それからは怒涛のごとく営業を再開しました。飛び込み訪問はもちろん、道ですれ違った経営者風の方にまで声をかけて名刺交換しました。地元の中小企業が集まる会合にはできるだけ出席し、顔を売り込みました。さらに、大阪の有名企業の経営者宛に手紙を直接送り、その後電話でアポをとるという当社考案の営業方法「M1作戦」も試みました。
努力の甲斐があって大阪支社の業績は少しずつ上昇、3年目で黒字に転じました。このときはとても嬉しかったです。その晩は部下と飲み明かしました。このサービスの意義を信じ抜いたからこそ、ここまで成し遂げることができたのだと思います。
私の強みは、なにか一つの目標を設定し、その目標を達成するためにがむしゃらにがんばれることです。だから、営業の仕事は私の性分にとても合っていると思います。
反面、自分が納得できる目標が決まらないと、だらけてしまう一面もあります。前職の新人時代も目標を見失っていました。その時は1件も売れず、上司から「声が小さい!蚊の鳴くような声だ」と、怒鳴られることもたびたびありました。目標が見えないとエンジンがかからない、それが私の弱みです。
就職活動は「社会に貢献している企業を受ける」という目標を立てて、一生懸命やりました。企業は100社訪問、OBも30人訪問しました。就職氷河期の真っ最中で、非常に厳しかったのですが、なんとか12社の内定を獲得できました。目標を定めると、ひたすら邁進する性格は就職活動でも有利に働きました。明るい笑顔で面接に臨んだことも良かったのかもしれません。
現在は本社で、クライアントに全商品を営業する「総合営業ユニット」というチームの責任者として全力を尽くしています。5年後に100億円の売上を達成することを目標とし、日々営業の最前線で仕事をしています。そして、私たち営業が先頭で引っ張り、100億円の目標を達成するのは当然可能だと思っています。
なぜなら、私たちの商品は「女性の労働力の活用」という時代にマッチしたもので、不変のテーマだからです。私たちの目的は「ビジネスを通して世の中に貢献する」という、もっともっと大きなものです。100億円達成は単なる通過点に過ぎないと思っています。
私個人としては、いずれこのサービスを全世界に広げていきたいと思っています。今、新興国などではたくさんの労働力を必要としています。たくさんの女性の労働力が必要になる時代もすぐそこまで来ています。もし、チャンスがあれば、海外で骨を埋める覚悟でやるつもりです。
ですから、これを読んでいるみなさんも大きな目標を持って入社してください。良い商品は必ずヒットする!それを私たちと共に実証していきましょう。世の中に対して、ムーブメントを起こしていきましょう!この会社ならそれができます!私が保証します!































