【女性にしかない仕事の能力。"起業"したのは両立のため?】
(イ)へー。それはご主人に恵まれましたね。
私、まだまだ女性が結婚後に働くことに理解があるご主人って少ないと思うんです。
(高)そうですね。 以前に比べたらだいぶ多くはなってきてるとは思うけど、まだまだ少ないのかも知れませんね。
(イ)高野さんは起業されましたけど、起業のときは大変じゃありませんでしたか?
(高)うーん。あんまり苦労らしい苦労というのはなかったかも知れませんね。
「会社を大きくしよう!」とかって思わずに起業をしたので。
(イ)珍しいですね。結構起業と聞くと一般的には上場とか会社を大きくするんだろうなという固定観念みたいなものがあるせいでしょうか。
(高)私の場合はちょっと変わっているかもしれませんが
家庭と仕事のバランスを上手に保つために起業をしたようなものでした。
(イ)へー。両立のために起業をしたということになりますね。
(高)そうですね。起業をしたからといって欲張って売り上げをとることが目的ではないんです。あくまでも起業は自分の"両立"という目標を達成するための手段でした。
(イ)起業してよかったなーって思うことはどんなことですか?
(高)何よりも自由が効くのがいいですよね。
何事もそうですけど全てを選べて、両立することができるんです。
たとえば、洗濯機回しながら仕事のメールを返したりとか。(笑)
他にもビーフシチュー煮込みながらとか、テレビを流しながら仕事をしたり。これはオフィスの中で仕事をしていたら絶対出来ないじゃないですか。
(イ)確かにムリですね。怒られちゃいますよね。
(高)これって女性独特の能力だと思うんです。
色んなことを同時進行することが、女性は苦ではありません。
男の人ってすごく集中力があるかわりに、いくつかのことを一度に考えるのが苦手なところがあるように思います。
(イ)ウチの主人とかもそうですね。
テレビ見ているときに仕事の話を切り出すと少し面倒そうな顔したり。
(高)ウチもそうですよ。
仕事をしている時に声をかけると、ちょっと不機嫌になってみたりして(笑)
(イ)男の人の特徴なのかも知れませんね。
(高)こうした"ながら仕事"とでも言うんでしょうか。
これも起業したからこそ許されるものだと思うんです。
同じ一日の中でも「ON-OFF」そしてまた「ON」という自分のリズムの切り替えが自由に効くんですよね。
そのほかミーティングの合間にネイルサロンに行って、そのあとまた集中して仕事をするなんてこともよくあります。講演に行くときも出演の後は仕事を詰め込まずに必ずOFFにするとか、東京から遠方の講演会場に向かうときにもわざと飛行機とか新幹線じゃなくて寝台列車を使ってみたりとか。
その車中でパソコン開いて仕事を少ししてみるわけです。
そうすると「まさに動くオフィスだな」とか思ってみたり、「ただいま名古屋です」とかメールに書いてみたりっていうのがたまらなく面白いんですよね。これも自分の好きなときにON-OFFを切り替えられる起業の恩恵だと思っています。
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