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| 三原 |
12年前と、復帰された今とでは
何が一番違いますか。 |
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| 伊達 |
今はテニスコートに立っているのが楽しいです。それが一番大きな違いですね。
現役を引退する前は、とにかくツアーがどうしようもなく嫌で、大好きだったテニスまでも嫌いになっていました。11年半という時間の中で、たくさんの経験を得ました。そうすると、同じ場所であっても、以前とは見えるものが変わってきます。以前は完璧主義者の傾向が強すぎて、勝敗やボールの質にこだわり過ぎていましたが、テレビ解説などを経験した今は視野が広くなり、余裕を持てるようになりました。 |
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| 三原 |
またテニス漬けの生活に戻りましたよね。 |
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| 伊達 |
一番身近な人が応援してくれていることが、
今の心の余裕の一番の理由だと思います。
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昔は独身で一人暮らしでしたから、家に帰っても孤独で、自分をさらけ出せる場所がありませんでした。けれど今は、昔と同じくテニス漬けの生活であっても、私という人間を理解し、サポートしてくれる相手がいます。彼の存在が、すべてがうまく回り始めている根本の原因になっているように思うのです。そういう人がいることで、私のテニスに対する姿勢やものの考え方も変わりましたし、テニスの試合中、苦しい場面に置かれても楽しめるのだと思います。 |
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| 三原 |
「結婚後のはたらく」について、同世代の女性たちにメッセージをお願いします。 |
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| 伊達 |
女性が家庭を持つと、どうしても家族が第一となって、「家のことがしっかりできるなら、仕事をする」といったスタンスの人が多いようです。けれど、仕事をするかどうかは別にして、家族より先に自分自身の人生があると思います。私自身、夫に言われて、初めてそう思えるようになりました。まず自分の人生があり、それが生き生きとして充実したものであるからこそ、家族にも楽しい空間を提供できますし、相手のために何かしようと思えるものなのではないでしょうか。自分が輝いているための手段が仕事という人もいれば、趣味だという人もいれば、専業主婦だという人もいると思います。すべてが家族のためというと、人生はどこかでしんどくなるように思います。 |
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社会に出るよりも家のことをやっているのが好きというのであれば、専業主婦がいいと思いますが、自分が輝いているためには仕事が必要と思うなら、外で働く時間を持つ方がいいですよね。まずはそれを自分の頭の中で整理した後で、それについて家族で話し合い、理解し合う努力が必要になると思います。 自分の思いを隠したり、押し殺したりすると、それがストレスになってしまうでしょう?
そうすると、家族の前でも心からの笑顔ではいられなくなりますよね。どこか中途半端になってしまいます。
真剣に話をすれば、どんな家族でも、気持ちや思いは心に響くはずです。
それが皆にはね返って、お互いの人生にとって良い影響を与え合うだろうと思います。 |
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伊達さんがプロテニスプレーヤーとして、一人の女性として、
復帰後ますます輝きを増しているその秘訣のひとつには
人生のパートナーであるご主人の応援があることによる
気持ちの上での余裕があったんですね。
過去にしっかりとプロとして経験を積んでいると、
当然、ある程度の努力は必要ですが、
結婚して、ブランクを多少作ってしまっても
しっかりと復帰が果たせるもの。
また、結婚後の新しい働き方が、家族に対する思いや
自分の生き方についても違った視野をもらたすのではないでしょうか。これはどの業界・職種にも通ずることではないかと思いました。 伊達さんのご活躍をお祈りしています! |
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